もはや常識!?青魚の血液サラサラパワー

aosakana

青魚が血液サラサラに良いというのはもはや常識といえますが、青魚のサラサラ効果はダントツの部類なのです!

ためしてガッテンの実験によるとスコアだけで見れば玉ねぎの10倍のサラサラ効果の結果になりました。

恐るべし青魚パワー!




EPAは血液にDHAは神経に作用する!

ドラッグストアでもコンビニでもサプリとして売っているEPA・DHAってそもそもどんなものなのか?

二つの違いって何なのか?

まず油としておおざっぱにいうと常温で固まってしまう飽和脂肪酸と常温でもサラサラと液体で安定している不飽和脂肪酸とに分かれます。

この不飽和脂肪酸にもいろいろありますがEPA・DHAはn-3という種類に属しています。

と、こういう説明をすると青魚にはこのn-3しかないイメージがありますが実際はたの不飽和脂肪酸であるn-6や常温で固まる飽和脂肪酸も含んでいます。

そうです牛肉などに多く含まれる不飽和脂肪酸もちゃんと入っているのです。

あくまで比率の問題でそれぞれの食品には様々なバランスで多種類の脂肪酸組成となっているのですね。

しかし特に不飽和脂肪酸の仲間でn-3に属するEPA・DHAは青魚に多く含まれ(牛肉や豚肉にはありませんリノレン酸が若干含まれます)
健康に良いとされています。

このEPA・DHAはよくいっしょに呼ばれることが多いですがわざわざ分けて呼ぶということはやはり違うのでしょうか?

分子式でいうとC20H30O2・C22H32O2と非常によく似ていて違いがない印象がありますが特性はかなり違います。

特徴的な違いはEPAは血小板の凝結抑制効果が高くいわゆる血液をサラサラにする効果が高い。

DHAは脳神経などに働きかけ記憶力の向上や認知症の改善などに効果があるといわれています。

青魚には両方含まれてるのでお得ですね!

EPAの効果 血液サラサラ・血管やわらか・抗炎症作用・持久力向上
DHAの効果 認知症うつ抑制・乳児脳発達向上・視神経向上




毎日どれくらい食べればいいのか?

厚生労働省の指標では成人であるならば一日1グラム(1000ミリグラム)以上を推奨していますが、これを達成するのにマイワシで1匹程度、マアジで2匹程度、マグロの刺身で10切れ程度です。

漁師の人達は2グラム以上は平均とっているといいますから毎日魚三昧じゃないと達成できないですね!

100グラムに含まれるEPA含有量 100グラムに含まれるDHA含有量
まいわし 1381mg 本まぐろ 2877mg
本まぐろ 1288mg まだい  1830mg
さば   1214mg ぶり   1765mg
まだい  1085mg さば   1781mg
ぶり   899mg さんま  1398mg
さんま  844mg まいわし 1136mg
さけ   492mg さけ   820mg
あじ   408mg あじ   748mg

富山医科薬科大学・浜崎智仁先生の調査では富山県の漁村部と農村部の方たちでは約10万人あたり7倍近くの虚血性心疾患の差があると報告されてます。

イヌイット(エスキモー)の方たちがアザラシなどの大量の肉食なのにまったく心疾患や脳卒中が皆無なのもEPA・DHAパワーのおかげですね!(アザラシ等は魚類をたっぷり食べるため)

そう考えると一日2グラム以上安定して摂取するとなるとサプリメントなども利用したほうがいいかもしれません。



冷凍保存や缶詰を利用しよう!

いわしなど痛みやすい魚も新鮮なものを買ってきてしっかり下処理して冷凍保存すればいつでも食卓にだせる条件が整います。(解凍するには冷蔵庫で時間をかけて)

また缶詰のいわしやサバにもたっぷりとEPA・DHAがあるので新鮮な魚を買いにいけない、日々忙しい方などはストックしておいてお料理に利用するのもいいですね!

お刺身系も柵で買ってきてその日食べる量以外を冷凍保存して(多少味は落ちますが・・)ストックしておくと食べたいタイミングに合わせて解凍すれば生の刺身もいただけますね。

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